ナチュログ管理画面 釣り 釣り 近畿 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報
ブログ作成はコチラ
あなたもナチュログでアウトドア生活を綴ってみませんか?
QRコード
QRCODE
Information
アウトドア用品の
ご購入なら!

アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 0人
プロフィール
ぼちぼち
ぼちぼち
米原市在住
平日平凡奉公人
週末手柄求め越前 若狭に出陣

スポンサーリンク



上記のお知らせは30日以上更新のないブログに表示しています。
記事を更新するとこのお知らせは表示されなくなります
  

Posted by naturum at

2017年05月29日

瞑想解ニ非ズ 之段

あれから半月も経たぬのに
越前が恋しゅうて

昼間はお市と茶菓子食らひ


日暮れ刻には酒を煽りて高いびき
丑三つ刻に越前向かう魂胆
之がそのまま高いびき
飛び起きた刻には既に遅し

仕方なく あいや ひらめいたのは我ながら年の功
沖磯午後の陣



出よ平政

お主ではござらん
此にて退却

昨日の越前は
高波風強しと見立て
末息子が仕官したる
岸和田に出向き候





しばし南下すれば紀州
磯の聖地
いかんいかん此度は息子の仕官先に用あり

越前はどうやら夏の陣始まり
漁火照らし夜風に吹かれるが一興
さて何と致しましょうかのう









  


Posted by ぼちぼち at 21:35 Comments(0)

2017年05月15日

瞑想 謀反 失策の段

時は元禄壱拾四年
あいや 確か平成弐拾九年
暦は既に立夏を過ぎ
御同士殿お手柄や如何に

今月いたずらに歳を重ねるこの爺
役目処に忙殺などと 早や ふた月うつつ抜かす醜態

あれは確か七日前のこと
ようやく越前詣叶うたり
しかも大殿より狼煙にて報せあり
越前で兵 槍 甲 わんやわんやと仕留めたりとな
流石大殿

お市 行って参るぞぉ

お前様 魚河岸は気にせず
真っ直ぐに帰還なされまし

如何で御座るかのう
某には出来すぎた女房

かくして向うた越前
その成果たるもの
御同士殿のお察しに容易いことと候

さすれば一晩二晩と何をするとなく
酒あおり思いふ ければ

謀反 の一語 脳裏をかすめたり

すなわち
役目処をあだむき
次回越前詣に集結せんと
大殿 百蔵殿との契りさえもたばかればお家断絶は必定
血迷いし某

之が吉とでるか凶とでるか
此度の策略は敦賀の鰤鰤鰤 あくまでも鰤
成就させるに願い出た先は
やはり敦賀の名将 綾姫丸で名高き木田源氏之守

絵が寝転んでおります 御免

此処に集いし御同士 いかに も腕に覚え有りと見る者ばかり


果たしてその結果は
木田殿の軍記御覧頂き賜りたく候

某はと申せば

はばかりながら此奴



ただ一つなれど
お市がこしらえた洗いと南蛮風の焼き物

真に真に美味

翌日には 肩 二の腕 足腰とも朽ち果て候










  


Posted by ぼちぼち at 22:03 Comments(4)

2017年03月07日

初の試み  之段

御同士の方々
お手柄数々と慶祝に存じ上げ候
年改まり早や弥生
この戯言をご覧頂く故は
世に名高き大殿の軍記の賜物にて有り難き幸せ

しからば此度の越前詣 
御同士の巧妙を真似た仕掛を投じたものなり


討ち取りの狼煙を上げ
いおり軍の加勢を待つことに

到着されれば 大殿 ももぞ―殿 共にいとも容易くお討ち取り 流石の一語

翌日は野良にて竹光ならぬ鍬振らねばならず
ここらで退散



晴天にて畑で鍬振り一汗
夕げには


これを肴に酒あおり昇天


  


Posted by ぼちぼち at 08:35 Comments(2)

2016年12月31日

迎春 之段










御同士皆々様之御武運祈念奉候  


Posted by ぼちぼち at 19:58 Comments(2)

2016年11月23日

身の程を知るの段

御同士殿
今年も残すところ一月余と申すは
いささか気が急いておるやも知れませぬなぁ

然るに御同士の軍記御手柄拝読致せば
向かわずに居られぬのが煩悩
越前あわや加賀 
あげくに若狭小浜へと此の一月さ迷わば
手柄らしきは小浜樋口殿に助太刀叶うた煽1杯のみ





はてさて兵糧も底尽きようというもの
此処に至ればお市の機嫌取りに策するは必定
歳の瀬 
風呂 襖 天井 厠の掃除
さりとて気になる越前   
なに明日は凪ではないか
夜中抜け出るべし

かくして 越前


やはり何も起こらず

かような話はここまで
此度 驚愕の出来事
越前兵成敗の名将
美濃の剣豪にお目にかかりし
今しがたまで太刀振るわれし鎧装束
その出立 さながら加藤清正公の如
それに比ぶる貧祖な装束で竹光握り
小波すら寄せぬ岸から同じ兵を狙う何と愚かな己
もしや 貴殿は・・・ ぶしつけに尋ねるも
掘り深く豪快なる笑顔でいかにもとお答え
今朝の様子つぶさに語られ
さらには紀州 山陰因幡攻めなど
目から鱗 創造絶し筆舌尽き難し

剣豪と別れ はてさて腹減り向かう処
昼は平政丼

己の竹光で捕るまで食わぬ節操持ち合わせず





実は先週ここで味を占め
先週は雌蟹丼






はて腹も膨れ 今一度







此度の越前詣 つくづく身の程知ること相なり申し候




  


Posted by ぼちぼち at 09:54 Comments(0)

2016年10月02日

七転八倒 の段























昨日は祖母の17回忌  門主殿には念ごろに経をあげてくださり感謝




 






 お斎済ませ

  














   いざ 越前詣



越前到着  なな何と既に大殿 ひと暴れされたご様子


































ナ ナ 何と
ここでも早々に煽討ち取りなられ
此度は此処でお別れお見送り申し候


さぁて 如何するものぞ  爺独り暗闇の地磯回りなど命が幾つあっても足らぬわ

飯でも食らひて 暁に備えるとしんぜよう  これが前の段




明け六つの刻まだ暗いが波止場の様子を見ると

何ぃっ!!!


同士殿で埋め尽くされ・・・・・終わったわ
ただただ途方にくれては  むやみに鏃を撃てば

此の子と戯れ終了 うい奴じゃ もう捕まるでないぞ


























四日後  倅の帰還を口実に小浜は樋口殿を訪ねること相整ひて
再び平政と決闘



















既に心浮かれる大馬鹿者にござりまする




 











  


Posted by ぼちぼち at 12:42 Comments(0)

2016年10月01日

暁を待つ



新月大潮 越前
朝を待つべし
  


Posted by ぼちぼち at 22:41 Comments(0)

2016年09月28日

時は平成 平政に非ず の段

お察しのとおりに御座ります
此の後及びては また長らく暇を頂戴しとう御座ります
御免!!

かような潔さ持ち合わせるはずも無く
年寄りの戯言 回想録につきお付き合いくだされば
あり難き幸せ

話は一昨昨日  小潮の出来事

本日は門徒先代住職の法要
信心深き拙者 お参りに候
南無阿弥陀仏――――――

もはや我慢限界 

数珠を竹光に持ち替えて
いざ越前―――
これが罰当たりの始まり





















昼過ぎには鶴賀に参上
海は凪いでおる


一刀もしや

            ほれ ほれ どんなもんじゃー


            ところが此の後かすりもせず

             とうとう日暮れ   之が最後の一刀じゃ








まぐれにも
これで良しとするものなり
よし 明日がある 
今宵は明日の沖磯に賭けて
大殿の到着を待つとするか

早めに切り上げじゃーーー単に酒が恋しゅうなっただけ

大殿ぉ!御免!


それが前段の話でござる






日は代わりて一昨日は長潮
此の日は沖磯に出でての段にござる

大殿と合流 
此度は美濃ノ國 剣豪桃造殿も御加勢下さり
頼もしい限り

目の前は大海原  太き潮目がんがんと流れ
血沸き肉躍れば 渾身の一身一刀 
鏃を変えては一身一刀










            突然  そうよ腹が減ってはーーー


             女将がこしらえて下された握り飯
              抜群に美味し(食い始めてから絵に収めました故御免)


その後も一身一刀(くどいっ)
そして遂に其ノ時が
ト ト ト殿ぉっ!
出かしましたぁーっ!
タモぉーっ!!!!!

(絵は大殿ご提供)














呆れ果てられた大殿と桃造殿は餌木も投げ分け着々と手柄上げれれつつ

なれど爺の意地(年寄りの冷水)  正に狂乱 一身一刀(やかましいっ!)


そして正午
もはやこれまでじゃ
また 来ねばなるまい(何遍来ても返り討ちじゃとは空耳か?)

夕暮れは殿に供し鰺ノ介を討ち取る算段(我ながらよう身体持つもの)
その地合まで少々刻余りて
殿は餌木 某は鏃

またしても殿は一刀一掛 
御 見 事!!!

某 推して知るべしに候

(絵は大殿ご提供)






突如 
其ノ時来たりて竹光がしなる

刹那
殿の太刀にも

しかし此度の地合は半時も無く

僅か弐尾止まり
それに空から時雨も
流石にもはやこれまで

切り上げを殿に問うも

暑うてほど良いわい 
爺は帰るが良い

ナ ナ何と今何と仰せに

しかし此ノ時 精魂朽ち果て候

殿を置いて帰り参らせ候

我家に帰りて身支度を解き



上段が沖磯の獲物
真ん中が殿からの頂き物
下段が爺の獲物

一晩寝かせて造りで食らわば
美味に候







長々失礼仕り候
  


Posted by ぼちぼち at 00:05 Comments(2)

2016年09月24日

手柄祈願




一風呂浴びて孤独に明日に乾杯
待っておれ 平政
あっ 大殿 爺を御赦し下されー



  


Posted by ぼちぼち at 21:48 Comments(4)

2016年09月22日

永代経の段






永代経終了ー
風よ止め 空よ晴れよ 
南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏
御同士殿に御利益ありますように


  


Posted by ぼちぼち at 14:19 Comments(0)

2016年09月18日

恐縮至極の段

月日は百代の過客にして何とやら
かような趣 微塵も無く
生きながらえる此頃
そろりそろり徒然に記すもの也

遡れば確か如月
槍佐衛門との兵法 大殿直伝に授かればその真似事に励み
遂に是を得たり(長らく放置の末 絵消失にて御免)
しかし之が運の尽き
吹雪く波止にて竹光握り続ければ
遂には流行り病に暫し床に伏す醜態

弥生と卯月は役目に忙殺
皐月に復活 黙々と越前詣

水無月 文月とも足繁く参れども
沈む夕日に心浄われるばかりなり


葉月 久方のお市を連れて熊野古道巡礼

あろうはず無く





紀伊長島にて熊野灘の幸と地酒に酔いしれ候



その後も越前詣止むこと知らず
所詮我流で歯が立たぬこと知る始末


ふと沖の漁火が風情美しく想ひて
今年も若狭國名将樋口殿(SEPT)を訪ね
一方ならぬ世話となり何とか手柄得たり




その後 主君の御手柄に感化されては 
越前詣るも返り討ちの繰り返し
やはりあの御方は別格じゃ


おりしも数日前
世間は三連休前の平日
三連休は台風接近の兆しあり 
そこへ福知山に仕官の倅より帰還の報せ

時は今じゃ 

若狭小浜に向かひ 
船より煽と平政の二本立て

再び名将の世話になり



(樋口殿 絵お借り申します!)

無念 返り討ちかぁ




ところがここで天変地異 風林火山

ご覧下され おおよそ二拾程の煽

優しく楽しませてくれる名将樋口殿

(樋口殿 御手柄頂戴致しまする!)安心安全操舵中の樋口殿  

某が仕留めたのは僅か数杯

見かねた樋口殿 「○○の情」を頂戴
それにしても 壱投壱杯 之に半時かからず
その兵法 恐るべし
煽有難く頂戴致しました由に候

はてさてこの週末は永代経と法事であったような
いかがいたすかのう 
何とか抜け出す策は無いものか
罰当たり者に候

お読み下された御同士殿
かたじけのう
長々失礼仕りました




  


Posted by ぼちぼち at 23:15 Comments(2)

2016年01月01日

行く年来る年  の段

手柄手柄と煩悩未だ消えぬものなぁり
弐五日より時化続き



大晦日往生際悪く敦賀詣
鰤に真鯛、平目に鱸 手当たり次第に撃取り正月の膳埋め尽くさん


此度は敦賀の名将彩姫丸殿に乗船相叶い候


見事なる操船 同士皆手柄

うつけの某にもその機お与下さり候



大晦日の今宵 寺の門徒お役目授かり候




雪無くば風情無くも役目授かる身には有難きこと
火焚き御酒用意し御参り人をお迎え申す






お参り人途切れればこそりこそり盗み酒
冷や酒が あいや除夜の鐘が五臓六腑に染み入りますのぅ 
かくして年の初め御同士の御手柄祈念致し奉り候
  


Posted by ぼちぼち at 23:54 Comments(3)

2015年12月28日

このままでは歳が越せぬ の段

歳の暮れ丹後詣叶わず
天を憂うばかり
夕べは陸前からの純米酒にて一献


今朝東の空は暁の如し



北の空は



お市は今日も奉公
残るは某 福知山より帰還の二男 仕官前の三男
美味しもの求め北へ
氷見の寒鰤 何やら不漁とやらの報せ

利家公築かれし加賀じゃ
出立じゃ

南條の郷は雪が舞うたらしい


道中北陸道から降りずして海岸に立てるとは
波穏やかならばここより沙悟浄の壱本でも・・・・・御免絵空事に御座る



ようよう到着
一目散に腹拵え    旨し


其の後






見事な造りじゃ

その後和菓子を所望し 
家路へと









  


Posted by ぼちぼち at 23:07 Comments(0)

2015年12月23日

寒鰤恋し の段

今年も残すところ数日
想ひ起こせば特段手柄上がらず
さりとて新しき御同志との出会ひ
増して相変わらぬお引き立て賜りし方々に
恵まれしきことこそ某唯一の宝

はてさて過日は年の瀬なるも
平日お役離れ
ぶらりぶらりと越前詣
しかるに日頃業悪く
散々なる雲行



たちまち氷見に向かひ
寒鰤食らわばと脳裏よぎるも
道中危ぶむが必定
向こうた先は越前の魚河岸





ここらで寒鰤欲すも残念
なれど此の馳走 美味





その後やはりここへ足が向くのは
我らの性


竹光抜けずとも荘厳の荒波に暫し感動


此の日はしおかぜ街道も閉鎖



三日後の昨日
瓦版で雲行覗けば時は今 機を得たり
必然再び越前詣
伊吹の峰も白銀にして鮮やか

陽高く狙い定まらずも
暮れに丹後で鰤引く魂胆
手鳴らしに陸から早引きの稽古
ならば 大殿のお陰で
今年お見知りおき叶うた越前殿に海況と策授かりいざ

爽快爽快 心晴れ晴れ
腹減りては戦にならず

美味

腹ごしらえ済ませ
処移れば おお舟も間近で励まれる様子
兵どもよ かかって参れ

どうやら怖気づいた様子にて
一向に姿みせぬ
此度も某の気迫勝ち  ***うつけに御座る


今日も越前向かいたきところなれど
三日後丹後で鰤引く武具支度に浮かれておりまする***やはりうつけに御座る

其の姿我ながら滑稽
お市も傍で笑うておりまする










  


Posted by ぼちぼち at 10:20 Comments(0)

2015年11月29日

やはり徒然に

急激に冷え込み始め日中もさほど緩まぬこの頃
御同志には息災にお暮らしかのう
この爺は骨身に凍み入り
戦に出ること儘ならず
しかるに愚かなる手記もろくに記すこと叶わず
少々間延びして たわいもなき事 徒然に記すこと
何卒御赦しくだされ

月の初めは菩提寺にて
親鸞聖人の報恩講(親鸞聖人の法事)につき
      御仏に仕えし候




翌週は越前攻めに万難を配すも
天に見離された由
久々にとお市とふらり越前へ夫婦旅
道中 馳走にありつけば いと美味し




四週目  世間は三連休
うつけの某ここぞとばかり四連休を企む
覚えたての兵法にて烏賊佐衛門を船上から仕留める策
是がいかん 波風ともに高し没
仕様が無く翌日 気のみ気のまま越前向わば
なんと凪で御座らんか

敵は本能寺にあり!! 
あいや烏賊佐衛門は小浜にあり 
気持ち高ぶり もはや抑えが効きませぬわい
急遽 樋口殿を頼りて駆け込む次第















しかし 敵もさる者 一筋縄では捕えること叶わず
遂に見るに見兼ねた樋口殿  直伝にて兵法授かりし


























ホホウ 相分かり申した

それから数投にて
忌々しい 根かかりか
云?武具が巻けるではないか
云?しかし垂れた糸が巻き上がらぬ
刹那 武具の締めを強めれば
なんと巻けるでは御座らぬか!!
何じゃ此の重みは
覚え無き重みじゃ
そして遂に射止めたり!!
少々肉躍り候























しかし今宵の戦もここまで
某に2匹目の泥鰌ならぬ烏賊佐衛門は姿現さず


今週も越前はどうやら波高き様子
さすれば お市とぶらりぶらり南へと
沖島を見ながら昼馳走をいただくことに
                      近江牛 美味でござった














月日は百代の何やらでは御座らぬが
暦は明日から師走と相成り候
今年も大した手柄上げれずいたずらに歳を取る始末
いやはや 
  


Posted by ぼちぼち at 19:04 Comments(2)

2015年10月12日

厳しき越前  何とする の段

中秋の候
御同士の方々
お健やかにお暮らしのことと執着至極に存知候
さても良き季節に相なれども
いけませぬな 
波が一向に落ち着く気配が御座らぬ
某も先週越前に攻め入りましたが
かような状況


それでも先端には勇士が



ここにも勇士が


とは申せ 一つ間違えば
御命大事にされませ(祈)

かような状況では
老体の某 もはや手も足も出ず
戦わずして負け戦続くが関の山

かくして迎えた参連休
夏の盆休が1日残り
四連休をいただくことに

そうよ
あの御方を頼るが得策
小浜の名将「樋口卓芳 之守SEPT



「柿食えば鐘が鳴る鳴る法隆寺」と伺えば(御免 是は冗談)
「風吹けど波は静寂心配無用」との報せ

更に八月乗船時には一方ならぬ世話になり申した
某藩指南役(世に言う某メーカーテスター)の軍記を拝見
なんとご乗船されるでは御座らんぬか
風林火山 天は我に味方 乗るは今ぞ

此度は秘策あり
煽りには是に御座る


鉋の前の羽に御座る
いかにも そのとおり 指南役様の軍記拝読し調達


更には沙悟浄を交わす手立ても画策


是にて武具を斬られる心配無用
かくして煽佐衛門・真(烏賊)佐衛門と相まみえる策 整い候

漕ぎ出でることしばらく



確かに風は少々にも波さほども無く
なんのなんの 程よく気持ち良し

さて まずは船からの煽攻め
陸攻めも船攻めも未熟者の某
秘策を投じるも
易々某の手に負える相手に非ず
まんまとしてやられた次第
しかし 船中達人の御同士には御手柄あり
流石じゃ


時は夕刻



次の狙い 真(烏賊)佐衛門との一騎打ち
あろう事か
いきなり連続
八月の戦で腕が覚えておったっか  自画自賛 御赦しくだされ




しかし 程なく我身異変を覚える始末
額にはやや脂汗 胸ぐら悪く
船酔いじゃあ
無念の一語
その後わずかに加えるも
沖上がり待たず船内にて「大の字」 あいや「小の字」「気絶」

帰港し暫し反省と歓談
飯を食らいて半時後に乗船 是が酔いの原因
一つ 何事も余裕が肝心と反省

煽狙い 桃栗参年柿八年
一つ 某は何年要すのか

真佐衛門 此度妙な手応え
沙悟浄にやられぬのに負荷が消える
刹那合わせ更に合わせ
次の瞬間 真佐衛門の手応え
此の感触 正に昇天の如し

更には指南役殿からも
兵法授かり有り難き幸せ


かくして 楽しき小浜攻めから一夜明け
昨日は、我が里にて老若男女が集ひ楽しむ場に
遠くは伊吹山 其の先はたしか越前か
500

久方ぶりに旧友に再会 のんびり語らうは やはり越前若狭のこと
どうやら うつけは己だけでは無いと妙に安堵





此度の獲物に御座る
どうやら船中の達人は四五十それ以上かも
今日明日の晩酌はこれにて十分



明日も放免の某
明日は何処で何をいたそうかのう

お市がぼそりと申す

やれやれ お前様につける良薬は 何処に御座りましょうか
郷の母にでも尋ねるといたしましょう

ば 馬鹿を申せ
お母上にだけは申してはならぬ

はてさて明日に続くか







  


Posted by ぼちぼち at 16:26 Comments(0)

2015年09月27日

おごれるものは久しからずや の段

秋に御座りまするのぅ

栗など拾ろうてみまする




此度は長旅からご帰還なさる大殿と
越前にお供すること叶ひ候

なあに 大殿留守の間に稽古は積んだ由に候
爺の働きぶりをシカと御覧いただこうぞ




そのとおり

御同士お察しの通りに御座りまする
一晩中 竹光を何度振り回そうが烏賊佐衛門と相まみえ刺し違えることすら叶わず

暁を迎えると
美濃之國が武者「ののち殿」が彼方よりご参上ご尊顔拝すものなり
先だってのお手柄は我等近江之國へも軍記届ひて拝読致し候
御武運を分け授かりたくご挨拶申し上げ
お別れ申した由


もうこれ以上
申すことがござりませぬ
長旅からお疲れの大殿にあられようが
やはり越前でも剣豪にしてこのとおり



蝉丸の某を哀れみ
此度の御手柄全て此の爺にお与えくださりましたとさ

今宵は確か芋名月
芋との炊き合わせも美味かろうのう
心していただきまする 

  


Posted by ぼちぼち at 19:35 Comments(2)

2015年09月22日

罰当たり者 の段

長き休みも残り弐日
今日と明日は御仏に仕える身と悟り
己に言い聞かせるやうに
夕べ床に入る

暁に目覚める爺
気付けば岸に出立ち
僅か一刻と知りつつ竹光握る愚かな某


まぐれ









まぐれもまぐれ

気が済みました由に候
思ひ残すことなく
お寺へ参りましょうぞ
此の罰当たり者

  


Posted by ぼちぼち at 12:19 Comments(2)

2015年09月21日

丹後へゆるりゆるり  の段

長月の候 新子も幾分かは大きゅうなりおったかのう
某の役目処も長き休み
此の機をおいて向かわいでか越前
お前様 此度はなりませぬぞ
なな 何故じゃ 市
此度は二男の処へゆくのです
問答無用の某

光秀公築かれし福知山へ仕官の二男も
半年奉公して休みをいただけたとのこと
その機に 丹 後 に宿の手配済と申すでは御座らぬか
今 何と申した? 丹 後

刹那   脳裏に御同士お察しのとおり

大江山 未だふみもみづ 天橋立

烏賊がされた? 基い 如何された?
無論にござる

「丹後ジャーク」だの「魚影」だの   
左ような兵法や文言は某の煩悩片隅にも無きこと誓って申し上げ候



いざ 福知山へ
久しぶりに倅と再会




福知山は之も激戦の地とのこと



美味うござりました


道中峠に茶店ありて甘味を所望

遥かの山は大江山らしく  
手前の二人 さては市と倅





暫らく道中進めると



確か越前のとある方の軍記に紹介されていた小間物屋ではないか
用は無いが、(烏賊)佐衛門之尉の様子だけ伺いに・・・・・・・・・ふむふむ あいや独り言










今宵世話になり申す宿とやらに到着





早速 千之草庵殿から茶の接待を受け申す




部屋に通されれば窓辺に     
 



よくよく見れば松林の向こうには







海 丹後半島 あ いや夢幻か 何も見えておりませぬ



夕げにござる



これにて昇天


翌日はと申しますと


松林散策等適当に あ いや日本三景の一つを十分堪能
少々半島方面へと


一杯所望  もう一杯  
ここで手綱弾くのを倅にまかせることに

何故かさらに進路を北へ
伊根の舟屋 役目放免の末には此のような処に永住したいもの




さらに北へ
気がつけば何故か昨日が岬 あいや基  経ケ岬  





                   



                  このようなところまで来るとは凄いものじゃ




かくして丹後へゆるりとまいり候


冒頭申しましたとおり 二言は御座らぬ 此度は竹光など一切握るはずが御座らぬ



































わけが御座らぬ
年寄りは寅の刻には床より這いずり起き
伊根の湾にて朝稽古
世に言う「敵戦地」での洗礼を有り難く受けた次第
明日も休み故 
越前へと
企んだのも束の間
流石に今朝は起きられずに
陽高く昇り かような刻に徒然なる手記などを


明日と明後日は親鸞聖人の報恩講
御仏に仕える身に候
決して決して   決して

夜襲など暁前など

煩悩が邪魔を致しますのぅ


  


Posted by ぼちぼち at 11:13 Comments(0)

2015年08月16日

漁火に誘われし何年ぶりかの復活 の段

御同志の方々
残暑御見舞申上候

ふりかえ見れば一月余も手記を残せず
老兵も今年の夏は越せぬかと思いましたが
「憎まれ者世に何とやら」とはよう申しましたもの
麦酒あおりつつ生き長らえておりました

はてさて
暑さを避けて夜な夜な越前に出向けば
沖の漁火が何とも風情あり美しく
されど拙者の桶にはこのところ心境と同じく溶けた氷僅かに残るばかりなり

ここに至りて
狼藉 あいや一念発起
去る中潮の十二日夜
若狭國 京極高次公 築かれし小浜より出陣(港)
此度一方ならぬ御世話になりしは
小浜で評判高き名将 樋口卓芳 之守(船長)
称号SEPTこちらを御覧下さりませ




陽暮れるまではこれにて美しき紅のあやつを狙うものなり



一度大きく竹光しなれどあと僅かのところで取逃がし それきり


いよいよ陽暮れては
漁火も灯り
船内の御同志殿と棚を報せ合いつつ
あいや御免 教えられるばかり
烏賊佐衛門の手応え 真気持ち良く
お陰で六杯を得たり


隣に居あわせた達人

  


なんと弐拾杯  某烏賊漁具藩にて御指南役とのこと  流石!!!
かくして久方ぶりの小浜はいと楽しゅう御座り候


寝かせた烏賊もちょうど良い頃合
盆にて倅も福知山より帰還
お市よ
今宵は晩酌じゃ
  


Posted by ぼちぼち at 11:56 Comments(0)